ERES

ERES 公開セミナー 2014

都市のコンパクト化と公的不動産の活用

~人口・都市機能の集約化に向けて~

日時:2014年6月30日(月)15:00-17:00(開場 14:30)
会場:東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール(本郷キャンパス) MAP
定員:300名(事前申込制、入場無料)
主催:東京大学公共政策大学院

概要報告

2014年6月30日(月)に、伊藤謝恩ホールにおいて、ERES公開セミナー2014『都市のコンパクト化と公的不動産の活用~人口・都市機能の集約化に向けて~』を開催しました。

本セミナーは寄付講座「不動産証券化の明日を拓く(三井不動産)」の研究・交流活動の一環として実施されたもので、当日は行政(国・地方自治体)、建設・不動産・コンサルタント、金融、シンクタンク、大学など多方面から総勢300名を超える方々にご参集いただきました。

少子高齢化と人口減少が進む我が国において、これまでの人口増加を前提とした拡散・膨張型のまちづくりから、高齢者を含めた多くの人が歩いて暮らせるような都市機能集約型のまちづくり—いわゆる『コンパクトシティ』—へと、都市のあり方、まちづくりの方向性はいま大きな転換点を迎えています。しかし、一口に「コンパクトシティ」を目指すといっても、その実現に向けては解決すべきさまざまな課題が山積しています。

そこで、本セミナーでは、コンパクトシティの先進自治体として全国的に有名な富山県富山市の都市整備部長・京田憲明氏より、『公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり』という演題で、同市のまちづくりへの取り組みについてご説明をいただき、次いで国土交通省都市局都市計画課課長補佐の宮沢正知氏より。『まちづくりと公的不動産〜改正都市再生法とPRE有効活用ガイドライン』という演題で、自治体によるコンパクトなまちづくりを支援する同省の政策についてのご説明をいただきました。

本セミナーでの議論が、人口減少時代における持続可能な都市経営のあり方について、ご参集いただいた皆様の理解の一助となれば幸いです。

開催趣旨

人口減少と少子高齢化の進展という人口構造の転換期を迎え、我が国の地方都市では拡散した市街地での急激な人口減少が、一方大都市では高齢者の急増が、それぞれ見込まれています。加えて財政状況の悪化や公共インフラの老朽化が進む中で、都市経営を持続可能なものとするために、都市構造のリノベーションが求められています。

そのために、住宅や医療・福祉、商業など都市の諸機能の再配置を誘導するとともに、それらを公共交通を通じてネットワーク化するという、いわゆる「コンパクトシティ」の概念が注目を集めています。

そこで本セミナーでは、公共交通ネットワークを活用したコンパクトなまちづくりの先進事例として知られる富山県富山市の取り組みをご紹介いただくとともに、こうしたコンパクトなまちづくりへの取り組みを支援する国土交通省の政策として、都市再生法の改正とPRE(公的不動産)有効活用ガイドラインについてのご説明をいただき、都市構造のリノベーションに向けた具体的方策や課題について考えます。

※本セミナーは、寄付講座「不動産証券化の明日を拓く(三井不動産)」の研究・交流活動の一環として行われます。

プログラム

(司会進行)特任教授 辻田昌弘

15:00-16:00講演 I
『公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり』
京田憲明氏(富山市 都市整備部長)
講演録 PDF: 426KB
16:00-17:00講演 II
『まちづくりと公的不動産~改正都市再生法とPRE有効活用ガイドライン』
宮沢正知氏(国土交通省 都市局 都市計画課 課長補佐)
講演録 PDF: 389KB